お読みくださった方、ありがとうございます。
さっむい自分語り、と覚悟し投稿したのですが
教育について悩まれている方から
連絡が来たり、
子育てについて既に活動していて
本を執筆されている方から
ご献本のお話をいただいたり。
ありがたいです。
いくら過去に努力しても
過去は過去。
今日の安泰なんて得られないということ。
自分は何ができたら幸せか
自分で定義し、
自分で自分の幸せをつくること。
・・・ということが伝えられたら十分です。
過去の記録は意味を持たない。
そのとき頑張った自分への自信とか
「こうすれば自分はモチベーションを維持できる」
といった自分をコントロールするノウハウが
身につく。
これは、すごーく為になる。
でも、
ほんとそれだけ!笑
しかも、これは勉強じゃなくても
何かを頑張った経験があれば
身につけられる。
例えば今、学習塾に通って
成績を伸ばしたい、順位を上げたいと思って
毎日勉強を頑張っている親子がいたら
その人からしたら
全国模試1位はある意味
「目標達成」かもしれない。
でも、
全国模試1位を取ったって
学生生活が終われば
関係ないし、
また違う「目標」が生まれちゃう。
自分が勉強してる間に
違うことに没頭していた他の才能を
脅威に感じることだってある。
キャリアには終わりがなくて
悶々とする・・・
情けないけど、
私が身を以て証明します。
趣味を頑張った経験
友達とひたすらダベった経験
メイクをあの手でこの手で練習した経験
片思いをどうにか実らせたいと奮闘した経験。
何だって。
カタイこと、それっぽいことじゃなくて良い。
「そんなことより勉強」
とか親に言われるようなことだって
社会に出てから仕事に直結させられる。
全て、どう生かすか。
勉強より価値を持つことも山ほどある。
だから
何をやるか自分で決めて
自分が満足できたらそれでいいんだなって
思っています。
実際、
社会に出てみたら
勉強みたいに点数や偏差値や順位という
数値の尺度、評価軸がなくなって
何をどう頑張れば良いのか
わからなくて悩みました。
(幼稚な悩みだなと自覚し、恥ずかしかったけど)
実社会では
人によってゴールが異なるばかりか
プロジェクトの成功などの短期的なゴールと
人生の幸せといった超長期的なゴールなど
いろいろなゴールが混在します。
受験勉強とビジネスは、
ゴールもルールも違う「別演技」。
スピードスケートの選手が
フィギュアスケートの演技を期待されるようなものです。
だから、
受験勉強とビジネスのギャップをいち早く理解して
上手に新しいモードに移行するっきゃない。
学生時代と社会に出てから、なんて
極端な比較の例で。
過去と今、全てに当てはまる。
前の部署での活躍ぶりなんて、
新たな部署では関係ない。
先月携わっていた仕事では
チームに貢献できていたけど
今月始まった仕事では
それが全く通用しない。
過去できたこと、ではなくて
今何ができるか、しか
重要じゃなくって。
そんな自転車操業みたいな生き方
つらーい
って一瞬なったけど(笑)
これはただの事実。
受け入れるしかなくて
でも
受け入れた上で、どう向き合っても良いんだなぁ
と思っています。
言うまでもなく
常に「できる」自分じゃなくていい。
自分がどこまで納得できるか。
何ができたら幸せか
自分で定義する力があること。
これに尽きると考えるようになり、
少し楽になれた気がします。
私が、今の会社に入って
本当に良かったなぁと思うのは
「上手く負けてる背中」を見つけられたこと。
常に完璧じゃなくていい。
「できる」ことが偉いわけじゃない。
勝つこととか合否が重要だった受験勉強とは
違うんだなぁ、グレーで良いんだなぁ
と感じるようになりました。
逆に
比較したり、周りにどう思われるか気にすることが
カッコ悪く思えたというか!
ビジネスは、受験勉強とは異なり、超持久走です。
そこでは、時に「負けることも良し」とすると
うまく走り続けられます。
潔く自分の負けを認め協力を募る勇気が持てれば、
仲間と補い合いながらさらに走れます。
常に勝たなければいけないと考えて
肩肘を張るよりは、
転んでも大丈夫と開き直れる人が本当に強い。
どう負けて、どう共感を得るか。
自分の弱みを先に見せることで愛される存在。
その一見弱い背中って、しなやかで強い。
そう気付いたとき、
私はぐっと生きやすくなりました。
平安時代
才女であった「源氏物語」の紫式部は、
自分の有能さを隠すべく
漢字の「一」も書けないフリをしたという逸話もあります。
「負けるが勝ち」。
その極意を体得した人に
私は憧れます。
大好きな人たちと一緒に過ごして
美味しいご飯を食べて
たまに
美しい空間に身を置いて
常に自分の力で幸せになって、
身近な人を少しでも幸せにできたら
それで私は十分。満足!
今の私の幸せの定義は、こんな感じ。
キャリアに終わりはないから
難しい、だけど、面白い。
キャリアについて悩んでいる方に
少しでも
役に立てたらいいなと思ったりしている今日この頃です。
(だから、ブログ名もママキャリアにしました)
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