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学童選び、絶対押さえたいポイントや優先順位を徹底解説!

編集部「あゆみ」
編集部「あゆみ」
学童選びの絶対押さえたいポイントや優先順位を解説!

保育園ママが直面する小1の壁の中でも、学童問題は大きなものです。保育園は送り迎えをしますが、学童は子ども自身が移動するのが基本。

その点も含め、学童選びのポイントをお伝えしますね。

 

夏休みまでに学区内の学童事情を把握

保育園と違い、学童は自治体によって状況が全く違います。自治体どころか、同じ市内でも学区によってかなり異なります。

ちなみに我が家の学区には公立の学童施設はありません。市が運営する公立の学童は5~6か所しかなく、すべて学区外。そのため、学区内の学童はすべて民間企業やNPO法人、保護者によるNPO団体が運営しています。

同じ市内の公立学童のある学区の方に聞いた話では、公立の学童を利用するために学区外通学が認められることもあるそうですよ。

このように、同じ自治体内でも状況はさまざま。必ず進学先の学区の情報をリサーチしておきましょう。

入室申し込みは10月~11月頃が多いので、見学などのスケジュールを考えると夏休みが終わるまでには学童の情報は得ておきたいところです。

 

また待機児童の多いエリアには、毎年のように新しく学童ができることもあります。確実に入室したいなら新設の学童は狙い目なので、早めに情報をキャッチしておきたいですね。

 

保護者の負担は念入りにリサーチ

NPO運営の学童が多い地域は特に、保護者の負担をチェックしましょう。

保護者がNPOを立ち上げて運営している施設は、NPO法人の運営する施設より負担が多いと聞きます。実際に聞いた話では、「役員の選出がある」「毎月開催される保護者会で利用料を手渡すため事実上参加必須」「職員が不足した時は保護者が指導員を募集したり交代で指導員の代役をする」など…(それぞれ別の施設ですが)

また、遠足などのイベント開催が多い施設も保護者の出番は増えます。外出行事は指導員だけでは引率が足りず、保護者同伴になりがちです。子どもたちの楽しみには代えられませんが、正直仕事を抱えながらの学童イベントは大変な場面も…

現在はコロナ禍でイベントや保護者の活動は縮小されていると思いますが、もともとの状況について、情報が得られるなら得ておきたいですね。

 

給食がない日の昼食対応をチェック

学童利用時に忘れてはいけないのが、昼食について。

給食がない日はお弁当などを用意する必要があると思いますが、自宅から持参か施設でもお弁当の注文などができるのかは大切なポイントです。

我が家が利用している学童では、お弁当の注文も可能です。ただし現金を持参して子どもや職員が買いに行くことは不可となっています。

 

夏休みの利用では、1か月半お弁当作りが必要になります。保育園で給食を利用していたママなら、昼食問題はかなりの負担。昼食を提供してもらえる場合は毎回でなくても利用するなど、上手に力を抜きましょうね。

 

施設までの距離や道路状況を確認

学童が保育園と違う最大の点は、子どもが自分で移動することです。なので、入れるならどこでもいいというわけにはいきません。

ランドセルを背負い、さらに週末は上履きなどの荷物を持って授業後に移動するのは、一年生にはかなりの負担。また体力的には可能でも、帰宅するお友達もいる中で学童に移動するのは気持ちの面でめげてしまうお子さんもいます。学童までの距離や歩きやすいルートかも見ておきましょう。交通量の多いルートを通る場合は指導員がしっかり見守りについてくれるかも要確認です。

 

一年生は優先的に学校に近い施設に入所しやすいとは聞きますが、同じ一年生で希望者が多ければ希望が叶わない可能性もあります。どこまでなら歩けそうか、お子さんの体力と気力を考えて施設を検討しましょう。

 

学童に入所できなかった時に備える

入念に準備をしていても、地域によっては残念ながら入所できないこともあるかと思います。祖父母に頼るなどの方法が使えない場合、どうするかをご家庭で話し合っておきましょう。

今は送迎をしてくれる民間学童や習い事も増えています。実際に送迎付きの民間学童に移ったママ友からは、学校や自宅へ送迎があって本当に助かると聞きました。

利用料は学区内の学童利用に比べると割高にはなりますが、その分英会話や学習サポートなど、単なる「預かり」以上の経験ができる施設がほとんどです。子どもの体力を消費せずに済み、休日が習い事でつぶれなくなるというメリットを考えると、そのような学童を最初から検討するのもいいかもしれませんね。

 

以上、学童選びで押さえたいポイントをお伝えしました。

学童利用はママがキャリアを継続する上で重要なポイントです。しっかり準備して楽しい小学校生活をスタートしましょうね。